ﾊﾟｯｹｰｼﾞやﾈｰﾐﾝｸﾞではいまいちﾋﾟﾝｯとこない､ありふれた商品に思えますが､実はこれ恐ろしい内部ｽﾍﾟｯｸを持った隠れた逸品であります｡他のｶｯﾌﾟﾎｰﾙと比べ決定的に異なるのが穴のｷﾂさ｡よく見られる樹脂硬度を高めて､穴径を小さくさせるといった梃子先のものではなく､贅沢な樹脂ﾎﾞﾘｭｰﾑとｷﾞﾐｯｸで表現させているので､圧力によるﾀｲﾄさをこの小さなｶｯﾌﾟで表現できているところが素晴らしい｡ｶｯﾌﾟの中に仕込まれている樹脂の量はﾊﾞｳﾝﾄﾞﾊﾟｰﾂを含め､他のｶｯﾌﾟﾎｰﾙの2〜3倍にあたる130gを使用し､ｶｯﾌﾟ内部の圧力向上に働きかけています｡また成型後の樹脂ﾎｰﾙを裏返してｲﾝｻｰﾄさせることで､樹脂の弾性をも利用し､指を入れると吸い込まれそうな感覚に陥ります｡